フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
interviewともにあゆむ

山形大学人文社会科学部 地域公共政策コース

2年 伊藤 小夏さん

宮城県仙台市の出身です。小学校2年生の時に東日本大震災に遭いました。内陸部に住んでいるため幸い大きな被害はありませんでした。中学校までは学校で復興支援プロジェクトがあり、震災について学ぶ機会がありました。つらい体験だったため、友人や家族と震災について話すことは少なかったと思います。

高校生の時に放送部に入り、松島レトロ館を取材しました。チリ地震や三陸沖地震など災害に関する歴史資料と館長のお話しが印象に残りました。その時の様子を映像作品として出展し、県大会で決勝まで残り、自分自身にとって震災と向き合うきっかけになりました。大学生になり、あらためて震災について学んでみたいと思い、6月に復興ボランティア支援センターで職場体験をさせていただきました。

大学では公共政策について学んでいます。政治学や経済学などに興味があり、簿記や英語の資格試験にも挑戦しています。将来の目標は公務員を目指していますが、まだ2年生なのでこれから大学で様々なことを学び、じっくり考えていきたいと思います。